2024年の振り返りと2025年への期待
公益社団法人滋賀県サッカー協会 会長 前田 康一
滋賀県サッカー関係者皆様の本協会の活動に対するご理解とご協力により、おかげを持ちまして2024年の事業も無事終えようとしております。誠にありがとうございました。
さて、2024年を振り返りますと、今年は新年早々、全国高等学校サッカー選手権大会での近江高等学校の準優勝から始まりました。決勝戦では国立競技場で、5万人余りの観客の大声援の中、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれ、滋賀県民に大きな夢と希望を与えてくれるとともに新たな歴史を作ってくれました。以降、各種別のチームがそれぞれの全国大会に出場し健闘してくれましたが、全国の壁は厚く、初戦敗退などの残念な結果となりました。各種別の全国大会出場チームの来年度のリベンジに期待いたします。
一方、滋賀県出身選手や滋賀県所属の指導者が国際舞台で活躍してくれました。甲賀市の土山スポーツ少年団出身の「山田 楓喜」選手(東京ヴェルディ所属)はU23日本代表選手として、パリオリンピックのアジア予選及び本大会に出場し活躍してくれました。また、「狩野 倫久」氏(サガワFC所属)は、U20日本女子代表監督として、アジア大会優勝、ワールドカップ準優勝という素晴らしい結果を出してくれました。滋賀県のサッカー関係者として、お二人の活躍を大いに讃えたいと思います。
また、10月19日~23日の5日間、国スポのリハーサル大会として「第60回全国社会人サッカー選手権大会を」を国スポの会場地である4市7会場で開催しました。大会には全国から32チームが参加し熱戦が繰り広げられました。この大会は関係自治体や多くの県内のサッカー関係者の方々のご尽力により無事終了できましたが、改めて、この規模の大会運営の準備や運営の難しさが認識でき、来年の本大会に向け有意義なリハーサルになったと思います。運営にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
さて、来年はいよいよ本県において「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025」が開催されます。5月24日・25日に障スポのリハーサル大会、10月3日~7日に国スポサッカー競技、10月25日~27日に障スポサッカー競技の開催が予定されています。滋賀県サッカー協会は、SFAビジョンの中に2025年の到達目標として、「国スポのサッカー競技で総合優勝を勝ち取る」ことを掲げています。ぜひ、滋賀県の代表選手には力を十分に発揮していただき、目標を達成してくれることを期待します。また、大会の役員として運営に携わっていただく多くのサッカー関係者の皆様のご尽力に敬意を表しますとともに、この国スポ・障スポが歴史に残るすばらしい大会になることを期待いたします。